愛媛PNF勉強会

基本手順


イラディエーション(発散)/強化
・強い要素から弱い要素への反応の広がり
時間的加重
  短時間の間隔で加えられた刺激が重なって、筋収縮が生じること
空間的加重 
  異なった体部位への同時刺激が重なって、筋収縮が生じること
・オーバーフロー効果を利用
・促通または抑制(リラクゼーション)に用いる。


パターン
・パターンの名前は終了肢位での運動方向がつけられている。
・日常生活活動(ADL)指向の運動
・パターンは螺旋かつ対角線の要素を持ち、三次元的に。
  (屈曲/伸展、外転/内転、外旋/内旋) 
・上肢、下肢パターンがそれぞれ適切な肩甲骨、骨盤パターンと組み合う。
・最適なオーバーフローと伸張を生む。
・協調性が増し、より強い力を生む。


タイミング(筋活動の起こる順序)
 a) 正常のタイミング
 運動の一連の連続性のこと
 ・まず、遠位部が動く。
 ・回旋が直ちに起こる。
 ・中間関節から近位関節へ。
  *機能的な運動には、連続した協調性のある運動が必要。

 b) 強調のタイミング(タイミング・フォー・エンファシス)
 特定の筋または望ましい運動を強調し、運動の連続性を修正するために用いられる。
 ・動きの中でより弱い関節を強調する。
 ・より強い部位をホールドする。
 ・パターンの中での強い箇所で行う。
 ・他の全てのテクニックと組み合わせて用いられる。


ポジション/ボディメカニクス
・良いPNFの鍵となる。
・対角線上に位置する/グルーブ(溝、轍)に入る。
  *運動方向に垂直または平行に立つ。
  *もし不可能な場合は、体の一部(前腕)をグルーブに入れる。
・自分の身体を使って適切な抵抗を加える。
・患者のポジションに注意する。
  *セラピストの近くに位置する。

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