平成29年特別勉強会(講師:IPNFAインストラクター 石井 篤先生)の報告
テーマ:「動作の構築−競技パフォーマンス向上にむけて−」 |
2017年4月29日(土)・30日(日)貞本病院にて |
4月29日、30日にIPNFAインストラクターの石井篤先生を迎えて、「動作の構築―競技パフォーマンス向 上に向けて―」というテーマで特別勉強会が行われました。これまで石井先生がスポーツ選手に携わって こられた経験を踏まえながら、丁寧に教えて頂けました。 初めに、アスレチックリハビリテーションとしてのセラピストの役割として、試合当日に選手や監督が満足できる 状態にする事が重要ですと言われました。また介入していくためには、各スポーツの競技特性を知り、体験 する。体験出来なければスポーツに興味をもって見ることが大切ですとも言われていました。個人的には講義の 最後に言われた、「選手の成績が上がった事は、選手個人の素質と努力の結果で、セラピストはお手伝いを しただけであって、自分が治してあげたという勘違いはしないように!!」という言葉が特に印象に残り、スポーツ の場面だけでなく、日々の業務でもこの言葉は忘れずに臨床に臨みたいと思いました。 早々に講義が終わると、後は実技中心で進んでいきました。まず選手個人の身体機能の評価と同時に、
潜在能力を引き出すように、課題や肢位を変えながら体幹・四肢の実技を行ないました。受講された先生方 は、潜在能力を引き出すために、強く大きな口頭指示と正確なボディメカニクスに注意し、各個人の最大限の パフォーマンスを引き出すように、お互い大汗をかきながら、真剣に実技に取り組んでいました。またスポーツ 選手は求める要求が高いため、筋活動の細部にこだわり、集中して練習が出来ました。 勉強会になりました。また石井先生といえば飲み会です。今回の懇親会も色々な話をして頂き、大いに盛り 上がり楽しい会となりました。当勉強会では、今年度も多くの勉強会を企画していますので、懇親会も含めて ぜひご参加ください。 愛媛PNF勉強会 三世ペインクリニック 木下幸治 |