愛媛PNF勉強会

特別勉強会(講師:IPNFAインストラクター 勝浪 省三先生)の報告


平成29年特別勉強会(講師:IPNFAインストラクター 勝浪 省三先生)の報告
 テーマ:「頚部疾患に対しての評価や治療、home exercise」

 2017年6月24日(土)・25日(日)貞本病院にて
 6月24・25日、「頚部疾患に対しての評価や治療・Home exercise」というテーマで、愛媛PNF勉強会
の特別勉強会が貞本病院にて開催されました。講師はIPNFAインストラクターの勝浪省三先生です。
肩こりは英語でstiff neck(首のコリ)と紹介され、個人的に英語を使えるようになりたいとの思いを強くしな
がら勉強会はスタートしました。

 一日目は頚部の機能解剖の講義と触診、二日目に痛みの講義と頚部の治療を実技中心に学びま
した。恒例ですが、一日目終了後は懇親会です。伊予弁の勝浪先生をはじめ受講者の皆様と楽しい
時間を過ごしました。療法士として目標を共有できる仲間と過ごす時間はとても楽しいものでした。一日目
の機能解剖で興味深かったのは、頚部のカップリングモーションです。頚部側屈では翼状靭帯の作用に
より上位頚椎は側屈とは逆の回旋を伴うことから、PNFのネックパターンを行う上での注意点を学びました。

二日目の痛みの講義では、以前私は、勝浪先生のPNFベーシックコースでも痛みの講義は受けていまし
たが、今回の講義で理解はさらに深まり、知っていることを臨床で応用することの難しさを改めて実感しま
した。頚部の不安定性の多くは痛みであることから、皮膚・筋膜・神経のモビライゼーションや筋連鎖を使っ
たホールドリラックス、痛みを起こさない範囲でイラディエーションを使った間接的な固定筋群の強化を学び
ました。

 勝浪先生はいつも「基礎医学を学び臨床に応用できる療法士になりましょう。そのために先人達の知恵
の結晶である治療概念を学び、患者様に感謝される仕事ができるように勉強を続けましょう。」と言われ
ます。知識がなければ治療仮説が立てれないので有効な治療ができません。だから、私は臨床10年を過ぎ
たばかりですが、基礎医学を学び続け臨床に応用し、患者様に感謝される療法士になりたいと思います。

 最後になりますが、勝浪先生いつもありがとうございます。患者様の役に立てるように、これからも楽しく
生涯学習します。そして、いつもIPNFAインストラクター特別勉強会を企画、開催してくれる愛媛PNF勉強
会スタッフの皆様に感謝いたします。今後もどうぞよろしくお願いします。
ホウエツ病院
作業療法士 小島義尚

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