平成29年度第2回定期勉強会の報告
テーマ:「PNFを用いた車イス動作の促通法」 リーダー:内田勝之(愛媛十全医療学院) |
2017年7月9日(日)愛媛十全医療学院にて |
平成18年の統計によりますと日本に身体障害者といわれる方は約350万人いらっしゃるそうです。そのうち約 50%が肢体不自由者といわれます。その多くの方は、移動に障害を有しています。 歩行機能の衰えや障害により歩くことが困難になった人が移動する手段として車椅子が使用されます。身体 機能の衰えや障害、病気などで移動が困難な高齢者が車椅子を使用することで、移動範囲も大幅に広ま り、自立した生活を送ることが可能になります。自力であれ、介護職員や家族が介助する場合でも容易に 移動できるので、旅行に出かけたり趣味に取り組んだり、社会活動の参加したりすることが可能となります。 車椅子を利用することで、幅広く多くの人との交流する中で日常生活を活性化させ、利用者の自立を大きく 促すことができます。 を行うのは当会では初めての試みでしたが、PNFの目標である患者様のICFの「活動」「参加」レベルの向上 につながる一助となるようアプローチ方法を考えてみました。勉強会の中では、主に@車椅子での姿勢保持 A車椅子上での移動(スクーティングして前方へ、後方へ)B車椅子上での体幹屈曲、伸展Cフットレスト 操作・ブレーキ操作Dプッシュアップ動作E車椅子の駆動(上肢を使って、下肢を使って・前方へ、後方へ) をPNF概念に基づきテクニック、パターンを含めてご説明させていただきました。 が勉強になりました」「PNFパターンやテクニックを使って車椅子動作を促通できるこが多いことが分かりました」 等、嬉しいご意見をいただきました。 ターンはいろいろな動作に応用出来ます。担当患者様の状態に応じて、アイデアを出して実施してほしいと 思います。これからも楽しい勉強会にします!! 次回もお楽しみにしてください。 愛媛PNF勉強会
愛媛十全医療学院 内田勝之 |