平成29年度第3回定期勉強会の報告
テーマ:「脳卒中患者に対する職場復帰に向けたアプローチ 〜回復期病棟での関わり〜」 リーダー:水間恒(村上記念病院) |
2017年8月20日(日)村上記念病院にて |
8月20日に村上記念病院にて第3回定期勉強会が開催されました。 講師は村上記念病院の水間恒先生であり、『脳卒中患者に対する職場復帰に向けたアプローチ〜回 復期病棟での関わり〜』というテーマでした。 手元の配布資料だけではなく、数多くの写真や治療場面の動画が用いられたスライドを基に、座学だけ ではなく実技練習がありました。 今回の勉強会ではテーマに掲げられているように、実際の担当症例を通してのPNFアプローチの考え方や 治療の組み立て方がメインとなっていましたので、私自身としては内容が頭に入りやすかったように思いました。 また、今回は治療アプローチのひとつとしてスラストパターンが選択されており、普段の臨床でスラストパターン をあまり用いていない私としては、パターンの動きやセラピストのボディメカニクスをパートナーと四苦八苦しつつ 練習しながら、且つ、水間先生にも直接指導していただくことができ、非常に勉強になりました。今回の気づき を忘れることのないように、継続して勉強したいと思います。 一方、PNFを用いた治療による身体機能の向上や病棟内ADLの向上だけを図るのではなく、担当患者と 職場訪問を行ったうえでの職場復帰に必要な評価や治療プログラムの選定、担当OTとの情報共有や治療 プログラムの分担、そしてリハビリ時間以外での病棟におけるホームエクササイズの紹介もあり、担当患者が 実際に職場復帰するまでの過程を見ることができ、自らの臨床もそうあるべきであると再認識しました。 今回は久しぶりに勉強会に参加させていただきましたが、大変有意義な時間を過ごすことができました。 尚、個人的な希望ではありますが、今後も東予地区で開催していただけるとありがたいです。 最後になりますが、本日は本当にありがとうございました。 西条中央病院 新居田健児 |