平成30年特別勉強会(講師:IPNFAインストラクター 勝浪 省三先生)の報告
テーマ:「パーキンソン病と脳卒中片麻痺患者に対する治療の組み立て方」 |
2018年6月23日(土)・24日(日)貞本病院にて |
2018年6月23日、24日に国際PNF協会認定インストラクターの勝浪省三先生をお招きして特別勉強 会が開催されました。今回のテーマはパーキンソン病と脳卒中片麻痺患者に対する治療の組み立て方 でした。 まずは概論として可動域(モビリティー)、筋力(スタビリティー)、協調性を運動学習にて運動制御して いかなくてはいけない。運動制御の段階としては1運動性、2安定性、3制御された運動性、4スキルで ある。可動性低下の原因としてスパズム→構造的短縮→不可逆的短縮が考えられ、また混在している ため、評価しながら確認していく必要がある。ということでした。 パーキンソン病患者の脊柱や胸郭の硬さに対する柔軟性改善に向けた介入方法・手技を教えていた だきました。 クリニカルリーズニングでは3グループに分かれて片麻痺患者のmd.stでの膝屈曲位の改善、片麻痺 患者のかぶり動作の改善するためにどういった手順と方法を利用して治療をすすめていくか検討しました。 どの手技をどの手順で行えばより効果的にすすめることができるか、他の参加者の意見を参考にしたり 検討したりと頭を悩ませながら行いましたが実際に考えながら行うことで、より実践的な内容でとても有益 な内容になりました。 最後になりますがこのような貴重な場を設けていただいた勝浪先生、愛媛PNF勉強会の皆さんに感謝 いたします。 南高井病院 安部敏博 |