愛媛PNF勉強会

特別勉強会(講師:IPNFAインストラクター 勝浪 省三先生)の報告


2019年特別勉強会(講師:IPNFAインストラクター 勝浪 省三先生)の報告
 テーマ:「筋膜/Fasciaの基礎とハンズオンセラピー」

                   &
      「痛みの基礎と運動療法〜中枢疾患からスポーツ選手の抱える痛みに関して〜」
 2019年5月18日(土)・19日(日)貞本病院にて
 令和元年5月18日・19日、愛媛PNF勉強会の特別勉強会が貞本病院にて開催されました。講師は
IPNFAインストラクターの勝浪省三先生です。1日目は「筋膜/Fasciaの基礎とハンズオンセラピー」で、
2日目は「痛みの基礎と運動療法〜中枢疾患からスポーツ選手の抱える痛みに関して〜」のタイトルで
講義と実技を行いました。

 1日目は、筋膜(fascia)について機能解剖、生理学の基礎的な内容を詳しく教えて頂きました。筋膜
配列、筋膜螺旋、筋膜単位、筋膜マトリックスなど普段はあまり使わない用語が多いため、戸惑いも
ありましたが、興味を持って学ぶことができました。

 1日目終了後、懇親会に参加させていただきました。勝浪先生の若い頃のお話や、海外での研修の
お話を聞くことができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。勝浪先生の話の中で、「海外の受講
生の中には、60代、70代の女性がいる。生涯学習の考え方が日本人とは全然違う。」と言われていた
のがとても印象に残りました。「今から勉強しても遅くはない。私も頑張ろう。」と思いました。
 2日目は、痛みについての講義の後、痛みを軽減させるための実技を行いました。臨床で「痛み」と向き
合うことは多く、私にとっても「痛みの緩和」は永遠のテーマです。

 患者様の中には、「痛みを我慢してリハビリをしないと治らない」「リハビリで痛いのは当たり前」と思って
いる方もけっこうおられます。勝浪先生の実技指導を受けて、強い痛みのある場所には筋膜を意識し、
今まで以上に優しく丁寧に、患者様に痛みを我慢させない治療を提供しなければならないと改めて思い
ました。

 今回初めて受講し、筋膜配列を考え抵抗やストレッチを行いましたが、頭で考えていてもなかなか
上手くできませんでした。日頃から基礎医学を勉強し、皮膚・筋膜・神経の連鎖を考え、ホールドリラッ
クスのような手技を身に付け、治療仮説を立て、臨床の治療に活かしていきたいと思います。
 最後に、2日間ではありましたが、このような機会を作って下さった勝浪先生をはじめ、愛媛PNF勉強会
のスタッフの皆様にお礼申し上げます。
                     愛媛十全医療学院 理学療法士 渡部里佳
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