愛媛PNF勉強会

慢性疼痛症状に対する神経整形外科的治療


慢性疼痛症状に対する神経整形外科的治療(N.A.P. Therapy)のお知らせ

慢性疼痛症状に対する神経整形外科的治療(N.A.P.(Neuroorthopedic Activity-dependent
Plasticity)Therapy)
N.A.P.による臨床推論と方法論

N.A.P.(Neuroorthopedic Activity-dependent Plasticity)Therapyは神経整形外科的活動依存性
可塑性の略です。
Neuromuscular Skeletal Plasticity 神経筋骨格可塑性(Renata Horst2007)から発展した治療
方法です。
中枢神経系で起こる可塑性は結果として末梢で起こる生体力学的な運動制御に影響を与えます。
逆に末梢で起こる生体力学的変化は中枢の運動プログラムに影響します。このように、日常的に生体
が経験を積み重ねることによって、常に変化する環境に対して適応していく能力が可塑性です。
個人に、ある種の困難さ、制限や機能障害が生じた場合に、可塑性によって生体は新しい運動戦略を
導き出そうとします。N.A.P.は、その際に個人では対応しきれない生体力学的な部分にセラピストが介入
することで、できるだけ正しい戦略の再学習を促す治療法です。
RenataのバックグラウンドにはPNF概念とマニュアルセラピーがありますが、N.A.P.はこれらの単純な組み
合わせではありません。中枢神経系と筋骨格系の生理学、解剖学と運動学等の知識を駆使して、
生身の(in vivo)人間の効率的な運動制御戦略の再学習を手助けするものです。
彼女の出発点は、中枢と整形に対する治療法が分離していることに疑問を持ったことです。生体でそれ
らを分けて考えることには矛盾が生じます。実際に患者に活動を経験させることで運動学習を手助けし、
生体力学的に問題が生じているのであれば徒手的に介入するという治療の具体的な方法論と臨床
推論を、実技を交えて紹介していきます。

-研修会詳細-
主催:IPNFA(国際PNF協会)Basic Course Instructor 石井 篤

開催日:2016年10月26日(水)〜29日(土)
                                 
*開催地:東京都八王子市上川町785番地 上川病院

受講料:4日間で8万円(資料代込み)

定員:20人

対象:PT、OT、医師

ホームページ:http://www.renatahorst.de/en/

申込方法:メールのみ atsushi_barjj@yahoo.co.jp
                             首都医校 理学療法学科 石井 篤


※PTOTSTnetにも掲載されておりますので、ご覧ください。www.pt-ot-st.net

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