愛媛PNF勉強会

特別勉強会(講師:IPNFAインストラクター勝浪 省三先生)の報告


平成26年特別勉強会(講師:IPNFAインストラクター 勝浪 省三先生)の報告
 テーマ:「中枢疾患に対するアプローチ」

 2014年11月1日(土)・2日(日)貞本病院にて
 IPNFAインストラクター 勝浪省三先生を講師に迎え「中枢疾患に対するアプローチ」のテーマで特別勉強会を
行って頂きました。今回も講義と多くの治療アプローチを提示して頂きました。そして「脳出血 左片麻痺の患者
様に対する治療デモ」も行って頂きました。
 「治療前に評価を行う。」⇒「仮説を立案し治療を実施する。」⇒「治療後に再評価を行う。」という一連の流
れを理解しやすく解説を頂き、治療を見学することができました。

 今回は私が担当している患者様に御協力を頂いての「治療デモ」でしたが、私が考えていた以上に下肢の支
持性の低下に対して、体幹の関係性が大きく治療前後の変化が大きい結果となりました。また麻痺側の改善に
患者様自身の感覚が追い付いておらず、動作の中で麻痺側の下肢が予測以上に動いてしまい、患者様が驚
かれている事が印象的でした。

 アプローチの中で麻痺側を下側にした側臥位でのアプローチも行いました。可動域の範囲内であれば脱臼など
のリスクは無く、感覚入力も行う事が可能であり、アプローチの幅が広がる事も御指導頂きました。今回も非常に
勉強になったので、特別勉強会で学んだ事を日々の臨床の中で評価やアプローチの目的等を考え臨床適応で
きるように少しずつでも進歩したいと思います。

 今回の特別勉強会で勝浪先生からも全体にお話があったのですが、「このような特別勉強会では内容を絞
り、時間をかけてじっくり行う事ができるから良い所。コースではひとつひとつにここまで時間をかける事はできないの
で・・・。特別勉強会等で学んでコースで学んでとつなげていければ良い。」との事でした。


 改めて自分は愛媛PNF勉強会で特別勉強会をして頂ける事がコースに参加する事につながった理由のひとつ
だと思いました。また時間をかけ少しずつ経験を積み、次のコースにつなげられるようにできればと思っております。
 最後になりましたが、今回の経験を患者様に還元できるよう努力したいと思います。今後も愛媛PNF勉強会が
更に皆で成長していけるような会になればと思いますので、これからもよろしくお願いします。
貞本病院  近藤 健士

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