2019特別勉強会(講師:IPNFAインストラクター 石井 篤先生)の報告 テーマ:「膝の機能障害へのPNF概念の適用〜活動と参加へつなげるには〜」 |
2019年8月31日(土)・9月1日(日)貞本病院にて |
令和元年8月31日、9月1日、愛媛PNF勉強会の特別勉強会が貞本病院にて開催されました。IPNFAインス トラクターの石井篤先生を講師にお招きし、1日目・2日目を通して膝の機能障害へのPNF概念の適用というテ ーマでご講演頂きました。 1日目はパターンの復習です。活動の準備・イラディエーションを通して身体のほかの部位を刺激するといった目 的で用いられるパターンですが、特に日常生活動作で多く用いられている下肢伸展パターンを中心に実技を行 いました。その中でも私はボディメカニクスの重要性を再確認しました。石井先生が「患者を動かしたければ自分 が動かなくてはならない」と仰った言葉の意味が、自分の立ち位置や身体の使い方次第で、患者様の動きを促 通できたり、逆に抑制してしまうということを実技によって学ぶことで理解できました。 2日目は1日目で行ったパターンを実際の動作でどのように使っていくのか、また機能障害を起こしやすい筋に対 してどのようにしてアプローチしていくのかということを座学・実技を通して学びました。目的の筋を効率よく働かせる ためにはどのパターンを用いるのが望ましいのか、どういった筋連鎖が起こっているのかを考えながらの実技でした。 PNFの知識がまだ浅い私にとっては考えがまとまらなかったり、上手く反応が出せなかったりと苦戦しましたが、ここ では患者の反応を自分自身の視覚や触覚を使って感じることの重要性を学びました。 2日間を通して、私は石井先生の勉強会に初めて参加させて頂きましたが、実技が多く座学だけでは学ぶこと ができない、抵抗に対する相手の反応や口頭指示による反応の違い、徒手接触する部位によっての反応の違 いなどを実感することができました。また実際に石井先生に触れてもらって得るものも多くあり、大変充実した2日 間でした。今回の勉強会で学んだことを実際の臨床で生かせるように日々の自己研鑽に努めたいと思います。 最後になりましたが、今回の勉強会を開催して下さった石井先生はじめ、愛媛PNF勉強会のスタッフの皆さまに お礼申し上げます。 北条病院 橘雄大 |