平成28年度理学療法士講習会の報告
『PNF概念による中枢疾患に対する運動器療法 〜PNFと痙縮改善方法の臨床応用〜』 講師:勝浪 省三先生(国際PNF協会認定ベーシックインストラクター) |
2016年11月12日(土)・13日(日)貞本病院にて |
日本理学療法士講習会(応用編)「PNF概念による中枢疾患に対する運動療法」が開催されました。講師 は国際PNF協会認定インストラクターの勝浪省三先生でした。私自身、昨年ベーシックコースを受講した際も 勝浪先生にはお世話になりました。 一日目、午前はPNFの理念、基本要素、基本原理のことを学びました。またドイツ、アメリカなど海外の 医療体系や理学療法士の情報も教えていただきました。60歳を過ぎても技術を磨くドイツ人たちには刺激を 受けました。午後からは痛み、痙縮の神経生理学のことやホールドリラックス、発散を用いたリラクゼーション テクニックを学びました。午前に学んだ内用と合わせ、セラピストの介入が侵害刺激とならないよう触診、 ポジショニング、声かけ一つ一つにも注意する大切さを感じました。 一日目終了後は懇親会があり、勝浪先生をはじめ、スタッフ、受講生の先生方と交流の場が持てました。 受講生の半分は県外からの参加で、熱意のある先生方と意見交換ができました。 二日目、午前はマッサージや上田法について学びました。システム論やポジショニング、徒手操作の難しさを 感じました。午後からは坐位、立位でのトレーニングについて学びました。抵抗の方向、強さ、ボディメカニクス、 ポジション、パートナーの反応など意識しながら行っていきました。 あっという間の二日間でしたが、実技の時間も長くとっていただき、一つ一つの介入の意味を理解しながら 受講することができました。セラピストとして患者さんの潜在能力を引き出し、患者さんの潜在能力を引き 出し、痛みの改善に繋げるためにも基礎医学からしっかり理解し身につける必要があることを再確認できました。 この二日間の内容を臨床で活かし多くの患者さんの役に立てるように日々、自己研鑽していきます。 準備・運営に関わられたスタッフの先生方ありがとうございました。今後もよろしくお願い致します。 最後に、勝浪先生二日間ありがとうございました。 あき整形外科リハビリテーションクリニック |