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特別勉強会（講師：IPNFAインストラクター 石井 篤先生）の報告
平成28年特別勉強会（講師：IPNFAインストラクター 石井 篤先生）の報告
テーマ：「評価から治療計画立案へ 〜PNF概念に基づいて〜」 |
2016年12月3日（土）・4日（日）貞本病院にて |
| 平成28年12月3日4日、IPNFAインストラクターの石井篤先生をお迎えして｢評価から治療計画立案へ 〜PNF概念に基づいて〜｣と題し2日間にわたり特別勉強会が行われました。  ICFを用いPNF概念を踏まえながら評価から治療計画、治療へと進める一連の課程を学びました。講義 のあとは主にワークショップを中心に進みました。まず受講者が患者役となり患者役の本人も踏まえディス カッションが行われました。そしてグループ毎の発表が行われました。ワークショップは皆で持ち寄る知識が 多くなり、ディスカッションは大いに盛り上がりました。一人で考えずみんなで考えることは、自分への気づき にもなりました。また少人数でのワークショップは他者の意見を聞くことで、自分の考えを広げるヒントを頂き、 偏りがちな考えを修正してもらえる機会となりました。他グループの発表を聞くことも出来たため、より評価や 治療などのアイデアをもらうことが出来ました。  患者さんのニーズを引き出し、それに添った治療を提供していくことは簡単なようで難しく、私自身は 日頃の治療において身体構造上の問題に対するアプローチが多すぎるように感じました。患者さんの 困っていることや困難なことに対し、活動の幅が広がるような評価を選択しそれを活かせる治療を計画 することは、患者さんにも私達にも共に有益なことだと思います。そのためには私自身がもっと知識や 技術といった手段を増やすことが必要だと思いました。  ワークショップと聞くと腰が引ける部分もあると思います。しかし試行錯誤した中でまとめた内容に対し 石井先生からアイデアをいただくことで、PNFの難しさだけでなく楽しさを感じる内容でした。聞きやすく 話しやすい環境があることは、先生のお人柄のお陰かと毎回感じます。 特別勉強会は毎回内容が幅広いだけでなく、臨床により近く、そして私達受講者に寄り添った内容を 提供して下さいます。そのためアットホームな雰囲気の中にも何か自分の中に持ち帰りたいという受講 者の熱意があります。  次回は年明け1月22日の定期勉強会です。仕事やプライベート様々な理由で、学ぶ機会が得られ
にくい先生方も中にはいらっしゃるのではないかと思います。小さな会ではありますが、小さいからこそ 出来る勉強会を模索しながら企画・運営しています。どんなことでもかまいませんので、少しでもこの HPを覗いて下さった先生方が興味を持って頂き、お越し下さることをスタッフ一同お待ちしております。 済生会西条病院 松井 瑞恵 |