愛媛PNF勉強会

第2回定期勉強会の様子


平成21年度 第2回定期勉強会(上肢パターンとそのADLについて;臨床応用)
リーダー:吉田 宏史(松山赤十字病院)
 2009年6月28日 済生会西条病院にて
 
 今回は、なんと初出来事が2つ・・・1つ目はなんと本勉強会が初めて東予地区で開催されたこと、2つ目は参
加者に症例を提示してもらい、それに対してプログラム立案、実施していくといった、より臨床チックな内容であった
こと・・・

 今年度から、一新した本勉強会ですが、前回の助走から今回はついに離陸したって感じでした。


 今回の勉強会のコンセプトは、ずばり臨床に生かせるPNFということで、パターンが少しくらい分からなくても全然
OK、患者さんの良いところを見つけて、そこをどうやって伸ばしていこうか?、ADLに結びつけていこうか?、その精
神だけでPNFって臨床に応用できることをみんなで理解できたらいいなって感じですすめてみました。


 今回の症例は頚髄症で、上部体幹の安定性低下に起因した上肢の運動性の制限をアプローチのターゲット
とし、具体的には荷物を押し入れまで持ち上げる、洗濯物を高い位置に干すといった目標を立て、比較的機能
の高い下部体幹や下肢からのアプローチの流れを実施してみました。

 今回の勉強会では、パターンの練習は4パターン程度とし、各肢位の利点や欠点、圧縮や牽引を中心に進め
ましたが、それでもまだ解りにくいといった感想があったようです。


 次回は、より分かり易い勉強会になるものと思っていますので、興味のある先生方はぜひ参加して頂き、一緒
にPNFに対する知識を深めたいと思っています。


最後に、済生会西条病院の先生方、会場の提供や準備では大変御世話になりました。

ありがとうございました。


松山赤十字病院  理学療法士  吉田宏史


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