平成21年度 第3回定期勉強会 『下肢のPNF』 リーダー:内田 勝之(愛媛十全医療学院) |
2009年11月29日 愛媛十全医療学院にて |
今回、我々の勉強会も足かけ6年で100回目の開催を迎えることが出来ました。ささやかながら、参加者の先 生方、スタッフでお昼休みにロールケーキを食べてお祝いしました。これからも150回、200回と続けていける勉強 会にしていきたいと思います。 さて、今回は『下肢のPNF』というテーマで内田が担当しました。初めての先生もいらっしゃいましたので、午前中 はPNFの基本理念、基本要素、基本原理、テクニックを勉強していきました。一休みした後は下肢のパターン練 習に入りました。初めての先生はボディメカニクスや抵抗量など戸惑っていらっしゃいましたが、患者役の先生から のフィードバックをもらいながら練習を重ねていくうちに、少しずつ上達されていました。 午後からは今回初めての試みでしたが、グループワークでのケーススタディーを行いました。お題は本日勉強した テクニックやパターンを使って『THA患者様への治療』です。5〜6名のグループで意見を出し合ったのですが、初 めての先生も活発なご意見を発言していただきました。臨床の話しになると参加者の先生方の目もますます輝い ていました。 正直、今までPNFの勉強会に出てもパターンが出来ないので難しい、臨床に使うことが出来ない、どのように使 ったらよいか分からないと途中で断念される先生方も多かったと思います。今回のように参加された先生方にも一 緒に考えていただき、いかに臨床に結びつけるかが大事なんだと痛感させられました。PNFのパターンは全体の中 では一部分であり、パターンが十分使えなくても考え方が分かれば臨床に活かせるんだと思っていただくことが出 来たと思います。今後も臨床に活かせる勉強会を行ってPNFの有用性や楽しさを一緒に勉強していきたいと考え ております。
愛媛十全医療学院 内田 勝之 |