今勉強会では、骨盤の前方下制・後方挙上と下肢の膝関節の屈曲を伴う4パターンを行いました。初めに骨
盤パターンを行ったのですが、骨盤の動きは少ないため難しく、うまく伝えられるか不安でした。しかし練習場面で
は、参加された先生方から説明不足を補って余りある疑問・質問をして頂きました。

　下肢ではパターン全体を通して動きが大きい分、抵抗のかけ方など慣れない先生方には難しく、また今回はプ
ラットホームが多かったこともありセラピスト自身の体の使い方に苦労していたように思いました。しかし、実際の臨
床場面ではすべて昇降ベッドで治療をすることはないので、今後はプラットホームなどでのボディーメカニクスなど
も、場面に応じて説明の必要があるのかなと感じました。また今回は、練習する時間を多くとったので、間延びし
てしまうのかと心配していたのですが、熱心に練習して頂き時間を多くとったにもかかわらず足りないと感じるぐらい
でした。

　基礎編の3回を通して多くの先生方が参加され、充実した勉強会となっていますので、今後も引き続き参加し
て頂き、気軽に疑問に思った点など質問してもらえたらと思います。スタッフも、解りやすい説明ができるように努
力していきますので、今後とも宜しくお願い致します。

十全総合病院　木下幸治